「高額ジム」は何が凄いのか? ダイエッターが知っておきたいジムのからくり

夏が近づいてくると、自分のボディラインが気になってくるもの。「痩せなきゃな……」と感じているところに〝あのCM〟がスッと入り込んでくる。そう、『ライザップ』だ。

著名人を起用したCMはインパクト十分。独自の音楽に乗せて、ビフォー・アフターを見せる。その“変貌”ぶりに、目を奪われた方も少なくないだろう。興味津々でHPにアクセスすると、もうひとつのサプライズに出くわすことになる。それが〝料金〟だ。

入会金は5万円、一番人気のボディメイクスタンダードコース(1回50分のトレーニングを16回行う2か月プラン)は29万8000円(料金は税別)。プログラム内容の詳細をチェックする前に、純粋に総額が「高い……」と感じる人は多いだろう。

大手フィットネスクラブのフルタイム会員であれば、月額1万円前後が相場。公共のジムなら2時間400円前後なので、週に2回通っても、月の費用は3000円ほどしかかからない。そういうイメージを持っていると、どうしても高額に感じてしまう。では、なぜライザップの料金は高いのか? その最大の理由は、同ジムが「パーソナルトレーニング」を取り入れていることにある。

専属トレーナーが個々に応じて効果的なプログラムを提案。トレーニングはマンツーマンで行われ、食事も徹底指導して、メンタル面までサポートしてくれる。要は人件費の部分が、一般的なフィットネスクラブと大きく違うのだ。

アスリート、モデル、タレント、セレブ層などの間では、15年以上前から個人トレーナーを雇う人はいたものの、世間的には、「パーソナルトレーニング」はさほど浸透していなかった。それが、ライザップの影響もあり、パーソナルトレーニングが一般化。近年はパーソナルトレーニングジムが急増している。

いったい、その仕組みはどうなっているのだろうか。今春、東京・南青山で女性専用のパーソナルトレーニングジム『BLENDA GYM』を立ち上げたROOL WORKOUT代表の玉置達彦さんによると、パーソナルトレーニングジムは一般的なフィットネスクラブと比べて、初期費用が低く、参入しやすいビジネスだという。しかも、「近年は小スペースで展開しているジムが増えています」と玉置さんは話す。

BLENDA GYM南青山店は約50平米で家賃が35万円。いくつもの個室があるジムほど広くはないが、クライアントとマンツーマンのトレーニングをするには十分の広さがある。大手フィットネスクラブにあるようなマシンは高額なうえに、設置スペースが必要になるが、パーソナルトレーニングジムはダンベルやバーベルなどを使用するフリーウエイトが中心。設備投資が少なくて済むだけでなく、スペースもさほど必要ない。

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