「スポーツに関わる仕事に就きたい!」と軽く考えていた過去の自分に言いたいこと

2年目ライターのMATSUです。このサイトに寄稿するようになって、早8ヶ月。新米ライターの現状を中心にお届けしてきましたが、この記事で20本目ということに自分でも驚いております。さて、今回のテーマは「将来の夢(目標、なりたい職業)」についてです。

「将来の夢」で一番有名なのが、サッカーの本田圭佑選手(ACミラン)。小学校の卒業文集ではっきりと「世界一のサッカー選手になりたい」と書き、「Wカップで有名になる」「セリアA(ACミラン)に入団」「10番で活躍」という子ども時代の夢を実現させています。

このように夢を実現した人は、ほんのひと握りしかいません。でも、誰もが一度は夢を持ち、成長するにつれて徐々に〝シフトチェンジ〟していきながら、大人への階段を上っていくのだと思います。ちなみに、僕の「将来の夢」の変遷は以下の通りです。

5歳        「おすもうさん」(当時相撲中継をよく見ていたから)

6歳~11歳          「プロ野球選手」(少年野球をやっていたから)

12歳~21歳        「スポーツに関わる仕事」(何となくスポーツが好きだから)

22歳~23歳        「スポーツライター」(大学4年時に思い立つ)

24歳~現在         「〝食える〟スポーツライター」(より具体的に意識)

こうして見ると、「おすもうさん」「プロ野球選手」「スポーツライター」はいずれも職業で、「〝食える〟スポーツライター」というのも、それを具体的にしたものです。ところが、ひとつだけ明らかに抽象的なものが混じっていますね(笑)。

僕は約10年間、何となく「スポーツに関わる仕事に就きたい」と考えていました(小学校の卒業文集にも書いた記憶があります)。幼い頃からずっと何らかのスポーツを競技してきたのですが、小学校6年生あたりから「自分には将来スポーツ選手としてやっていく才能はない」ということに気づいてしまったのです。

しかしスポーツは好きだったので、どういうカタチでもスポーツに携わりたい……。そんな思いを10年間も持ち続け、抽象的な目標を掲げていました。今思えば「夢」と呼べるほどのものではないですが、当時は本気でそう思っていたんです。

そんな軽い考えを長らく持ち続け、スポーツライターを目指すようになったのが大学4年生の夏。経緯は過去の記事に書いたので割愛しますが、およそ10年ぶりに「なりたい職業」が見つかったのです。

やりたいことが見つかってからは、どんどん道が開けていきました。ライターとしてスタートを切り、現在ではお仕事を頂けるまでに。「夢」や「目標」があると、〝やるべきこと〟が明確に見えてきます。それがなかった10年間は、自分のやるべきことが見えてなかったのだと思います。そんな過去の自分に言いたいこと。それは……。

「スポーツにこだわりすぎるな!」

スポーツに関わる仕事なんて腐るほどあります。「スポーツ選手」「指導者」「チームスタッフ」「球団職員」「カメラマン」「アナウンサー」「スポーツライター」「実況」「スポーツトレーナー」「審判員」「イベントプロモーター」「スポーツ用品メーカー」など挙げていけばキリがありません。

それぞれ求められる能力が違うし、必ずしも現場で活躍できるとは限りません。そんなことも考えず、ただ「スポーツに関わる仕事に就きたい」と考えていたのが僕の学生時代。スポーツライターを目指すようになったのは、「スポーツが好き×書くのが苦じゃない=スポーツライター」という図式が完成したからです。

学生時代は、「スポーツが好き×〇〇〇=スポーツに関わる仕事」という〇〇〇の部分が無かったのです。〇〇〇は、自分の得意なことだったり、スポーツ以外のことが入ります。当時はスポーツにこだわりすぎて、他の要素を見つめようとしていませんでした。

でもちょっと思い返せば、小学校の頃から父親が購読していたスポーツ新聞を読んだり、独自に選手のデータを集めたり、自然教室の作文(200字詰め)を20枚近くも書いたりしていたんです。今考えれば妥当な選択をしてきたなと思うのですが、ここまでくるのに少し時間をかけすぎたなぁと反省もしております。もしも高校生の頃に「スポーツライターになりたい!」なんて考えていたら、今頃どうなっていたんでしょうかね。逆に当時の僕にはフリーランスの世界に飛び込む決断はできなかったのかもしれませんね。

現在の僕の「将来の夢(というか目標)」は、「〝食える〟スポーツライター」になること。世の中には〝スポーツライター〟と名乗る人がたくさんいます。それはネットで「スポーツライター」と検索すれば一目瞭然です。その中で飛び抜けた存在になるためには、「スポーツが好き×書くのが苦じゃない×〇〇〇=〝食える〟スポーツライター」というさらなる〇〇〇が必要だと考えています。過去の反省も踏まえて、いろんなことに挑戦していきながら、「将来の夢」を追っていきたいと思います!

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●MATSU 1991年生まれ、東京都出身。スポーツ専門誌の編集部でアルバイトをしながら、スポーツライターの道を模索中。中学・高校は陸上部で5000mの自己ベストは15分43秒67。大学はラクロス部。