部活動は悪なのか?「ブラック部活問題」について思うこと

公開日: : MATSU, スポーツ

3年目ライターのMATSUです。今回は珍しく社会派ネタに切り込んでいこうと思います。

皆さんは学生時代、部活動に所属していたでしょうか? 僕は中学から大学まで運動部に所属しており、ほぼ青春のすべてを捧げていたといっても過言ではありません。中学時代はそこまでハードではなく、週4~5日程度の活動。高校時代はほぼ毎日(日曜日か月曜午後だけオフ)早朝から活動があり、大学時代は指導者がいない中で自発的に週5日の活動をしていました。

僕の場合は好きでやっていたし、かろうじて勉強と両立することもできていたので問題はありませんでした。が、全員が全員そうではありません。中には入部を義務化させる「強制入部」を行っている公立学校もあるそうで、活動内容によっては学生の本業である勉学に差し支える可能性も秘めています。そうなってくると生徒側だけでなく、教師側、保護者側にも重いリスクがのしかかります。

では、部活動の何が問題なのか。3者の視点から考えられることを挙げてみました。

<生徒側>

・入りたい部活がないのに強制的に入部させられる

・勉強の時間が削られる(身が入らない)

・いきすぎた部活指導による体罰問題

・指導力のない(経験のない)顧問が配属される可能性

・教師側も部活動に拘束されるため、多忙により質の低い授業が展開される可能性も

<教師側>

・部活動の強制顧問制はただのブラック労働

・土日の活動(大会など)はプライベートな時間を剥奪

・授業準備の時間が奪われる

<保護者側>

・子どもの学業が疎かになる可能性

・合宿や遠征費など、献身的なサポートを強制させられる

・指導力のない顧問による悪影響を心配

・強制入部や休みなしの長時間拘束により、わが子との家庭内の時間を剥奪

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1番のポイントは、部活動を〝何のために行うか〟ということだと思っています。実力のある子なら外部のクラブチームに加入したり、進学する段階で強豪校を選択したりすると思いますが、そんな生徒はひと握りの割合です。ほとんどの生徒にとっては「放課後の楽しみ」「友達、先輩、後輩とのコミュニケーションの場」くらいにしか思っていないと思います。そこで強制なんてされたら楽しむどころではないですし、誰にもメリットがありませんよね。

では、なぜここまで問題を抱えている部活動が伝統的に存続しているのか。僕はやはり部活動が青少年の育成において有効であるからだと思っています。主観的ではありますが、大人になってから「学生時代は充実していたな~」と思えるのは、いかに学校の授業以外で打ち込めるものがあったかどうかだと考えています。それは部活動だけでなく、恋愛も然り、ボランティアも然り……。特に部活動はほとんどの人が通る道です。僕の場合は「上下関係」「目上の人に対する接し方」「社会的マナー」そのすべてを部活動から学んできました。中にはそこまで指導されていない部活もあるかもしれませんが、少なからず部活動はそういう〝教育〟の現場であるという要素も含まれていてほしいと思っています。

でも実情は前述の通り、問題点だらけ。教師側の負担があまりにも多く、そのしわ寄せが生徒側に押し寄せているからです。「強制的に顧問にさせられるのは勘弁してくれ」という教師の声もあるでしょうが、部活の顧問を任意性にすれば多くの教師が断るでしょうから、部活動の存続が厳しくなり、その場合は生徒から楽しみの場を奪うことにつながります。そもそも任意性にしても「生徒たちのために頼むよ」と上から言われたら断りづらいですよね。

部活動のメリットは、お金がかからずにスポーツなどの指導を受けられることです。経済的に余裕のある家庭は部活動に属さなくてもクラブチームに所属し、プロに指導を委託することが可能となります。が、多くの家庭にそんな余裕はないでしょうし、そもそもお金がかからないというのは、教師が部活顧問としてサービス残業をしている上で成り立っているということを忘れてはいけません。

1番の解決策は、部活の指導を外部に委託することだと思います。現にそれを行っている公立学校もあるようですし、これによって教師は〝本業〟に専念でき、生徒は平均水準以上の指導を受けることが可能になります。

最近SNSなどで、教師たちの悲痛な声が広がりを見せています。決して誰も悪いわけではありません。でも、このままいくと教師のイメージがますます悪くなり、教員不足に拍車がかかっていくのではないかと懸念されています。僕はまだ結婚も子供もまだですが、未来の教育現場が正常であるために、せめて部活動問題だけでも早急に解決してほしい。自分が打ち込んできた部活動が〝悪〟にならないためにも、心からそう願っています。

MATSUの前回投稿(毎月25日)

●MATSU 1991年生まれ、東京都出身。スポーツ専門誌の編集部でアルバイトをしながら、スポーツライターの道を模索中。中学・高校は陸上部で5000mの自己ベストは15分43秒67。大学はラクロス部。

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