名古屋の一山も爆走! 東京マラソンの上位勢がほぼナイキという「異常」は「常識」となるか

ナイキ厚底シューズの勢いが止まらない。いや、もはや履かないと勝負できないところまできている。3月1日に行われた東京マラソンは衝撃的だった。

2時間4分15秒で連覇を果たしたビルハヌ・レゲセ(エチオピア)に、2時間5分29秒の日本記録を樹立した大迫傑(ナイキ)。上位10人に入った選手はすべてナイキの厚底シューズを着用していたのだ。

東京の1レースだけで、日本歴代10傑に4人、20傑には9人の選手がランクイン。高久龍(ヤクルト)と上門大祐(大塚製薬)が2時間6分台に突入して、2時間7分台も7人がマークした。その全員がナイキ厚底シューズを使用していたという事実は、数年前なら考えられないことだ。

日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは、「シューズが進化するのは当たり前。前のシューズよりはいいですけど、選手も努力をしています。シューズで良くなったと言われると、選手たちはかわいそう。私は選手が努力した結果だと思っています」と話しているが、記録の面では〝厚底パワー〟が大きかったのは間違いない。

トップランナーはすでにナイキ厚底シューズの圧倒的な威力に気づいている。9月のMGCはナイキ厚底シューズの使用が男子30人中16人だったが、東京マラソンは男子完走者107人中94人(87.8%)が着用。この数字は、正月の箱根駅伝(210人中177人/84.3%)を上回る。他メーカーと契約している選手がいることを考えると、「異常」ともいえるシェア率だ。

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