スポーツライターを目指そうとしている方に、新人ライターが伝えたいこと

今回の投稿で4回目となりました。「まだ4回」なのか、「もう4回」なのかわかりませんが、スポーツライターを目指しているものの、まだ限りなく陸上ファンに近い立場にいるからこそ感じていることを、忘れないうちにお伝えしようと思います。

この記事を読んでくださっているスポーツライター志望の方はなぜ、スポーツライターを目指しているのでしょうか?

そこには色んな理由があると思います。もし仮に選手とお近づきになって、最終的に選手と結婚するのが目標ですという方がいらしても私は否定しません。ただ、純粋に競技が好きで、応援するのが好きでスポーツライターになりたいと思っている方がいらしたら、ぜひ最後まで今回のブログを読んでいただきたいです。

まず私の個人的な話になりますが、私が「選手の頑張っている姿を届けたい」と思うようになったのは小学生の頃、日韓W杯がきっかけでした。その後、結果として一旦ライターになる道を諦めますが、オリンピックで選手が活躍した後だけ盛り上がる競技を見るたびに、なんとかこの盛り上がりを定着させたいと感じていました。

オリンピックに限らず、箱根駅伝の後もそう感じます。どうしたらこの盛り上がりをトラックに移行できるのかと。選手の頑張りを伝えるために人を惹きつけられるような記事を書けるようになることが直近の目標ですが、いわゆる「マイナー競技」に対して一人でもファンを定着させるというのが私の最終的な目標です。

そんな私が最近感じるのは、純粋なファンとして応援に行っていた時と違う、ということです。私は活動を始めたばかりの新人です。それでも観戦の時の気持ちが変わりました。

まず観戦の前に準備として、注目している選手たちについて最近のレース結果など下調べをしておきます。レース直前は気象状況や雰囲気をどう表すか考えます。

そして、レース中。私はもともと写真を撮っていたので、その延長線上で記事に使う写真を撮ります。注目している選手たちの写真は外せません。好きで撮っていた頃みたいに「あーぁ、撮れなかった」は避けなくてはなりません。

ファインダー越しだったとしても、選手がどんな表情をしていたのか、選手同士・チーム関係者と何かやり取りがあったのか、ラストスパートはどんな状況だったのか。片時も気を緩めることができません。レースが終われば感じたことを忘れないうちにメモをします。

ここまで読んでお分かり頂けたでしょうか。「〇〇選手が出るんだ! 楽しみ♪」といったような軽い気持ちで行っていた観戦と、最近の観戦は大きく私の中で変わりました。

正直、応援したい選手だけを応援して楽しむことができなくなった寂しさもあります(まだ観客席や沿道で観ていますから、全く応援できないわけではないです)。写真を撮ることも、色々見て感じ取ることも外せなくなったため、勝手に感じているプレッシャーもあります。

頭では分かっていましたが、スポーツライターになるということは、今までの応援スタイルを変えなくてはなりませんでした。陸上競技に限らず、スポーツライターになりたいと思っている方は「なぜ目指しているのか」をもう一度考えてみてください。「好きだから」を超える理由がないと、応援を好き勝手にしている方が楽しいのかもしれません。好きな選手を応援することはただ純粋にとても楽しいですから。

●SHIHO 1990年生まれ、愛知県出身。世間的には遅いスタートなのかもと思いつつ、夢を叶えるために会社員とスポーツライターの二足のわらじを履くことを決意して、邁進中。高校時代に陸上部に入るも、すぐに故障。スポーツでは学年3位になった高校1年の体力テストが人生のピーク。