全日本大学駅伝2019で〝最高の走り〟をしたのは誰だ? トップ8全選手を「採点」する!

駅伝はタイムにより、区間順位が決まる。しかし1区以外は基本、時差スタートとなり、レース状況が変わってくる。各選手が同じ条件で走るわけではないため、区間タイムや区間順位だけでは読み取れない個々の評価があってもいい。そこで駅伝ファンのために、各選手の〝走り〟を「採点」していきたい。

今回は東海大が16年ぶりの日本一に輝いた11月3日の全日本大学駅伝2019だ。
※ジャッジは10.0点満点で【7.0】を平均値として評価しています(サッカーと異なり、基本は5.0~9.0の間で採点)。
※記録詳細は「第51回 全日本大学駅伝対校選手権記念大会 リザルト」をご参照ください。

1位 東海大学 5時間13分15秒【合計63点】
1区小松陽平(4年)③27:58【8.0】
2区西川雄一朗(4年)⑩32:02【7.5】
3区塩澤稀夕(3年)③33:57【8.0】
4区西田壮志(3年)①33:54【8.0】
5区市村朋樹(2年)⑦36:43【7.5】
6区郡司陽大(4年)①37:26【8.0】
7区松尾淳之介(4年)⑧53:29【7.5】
8区名取燎太(3年)②57:46【8.5】

2位 青山学院大学 5時間14分59秒【合計61.5点】
1区湯原慶吾(2年)⑦28:07【7.5】
2区岸本大紀(1年)⑤31:51【8.0】
3区神林勇太(3年)⑨34:27【7.5】
4区鈴木塁人(4年)②34:37【7.5】
5区吉田祐也(4年)③36:32【7.5】
6区中村友哉(4年)②37:29【8.0】
7区𠮷田圭太(3年)②52:24【8.0】
8区飯田貴之(2年)⑦59:32【7.5】

3位 駒澤大学 5時間15分04秒【合計61.5点】
1区中村大聖(4年)②27:57【8.0】
2区小林歩(3年)⑤31:51【8.0】
3区神戸駿介(3年)⑯35:16【7.0】
4区伊東颯汰(3年)⑩34:55【7.0】
5区中村大成(4年)⑥36:41【7.5】
6区加藤淳(3年)④38:10【7.5】
7区田澤廉(1年)①52:09【8.5】
8区山下一貴(2年)⑦58:06【8.0】

4位 東京国際大学 5時間15分35秒【合計60.5点】
1区山谷昌也(1年)⑭28:20【7.5】
2区伊藤達彦(4年)①31:17【9.0】
3区芳賀宏太郎(2年)⑪34:30【7.0】
4区相沢悠斗(4年)⑨34:51【7.0】
5区真船恭輔(4年)④36:35【7.5】
6区山瀬大成(4年)⑩38:48【7.0】
7区内山涼太(4年)⑫54:00【7.0】
8区ルカ・ムセンビ(1年)①57:14【8.5】

5位 東洋大学 2時間15分40秒【合計60.5点】
1区渡邉奏太(4年)⑥28:05【7.5】
2区大澤駿(3年)⑫32:12【7.0】
3区相澤晃(4年)①33:01【9.0】
4区今西駿介(4年)②34:07【7.5】
5区西山和弥(3年)⑪37:28【7.0】
6区前田義弘(1年)⑨38:35【7.0】
7区定方駿(4年)②52:24【8.0】
8区宮下隼人(2年)⑧59:48【7.5】

6位 早稲田大学 2時間17分04秒【合計59.0点】
1区井川龍人(1年)⑯28:21【7.0】
2区太田智樹(4年)④31:48【8.0】
3区中谷雄飛(2年)⑥34:21【7.5】
4区千明龍之佑(2年)③34:08【7.5】
5区太田直希(2年)⑤36:36【7.0】
6区鈴木創士(1年)⑥38:24【7.0】
7区新迫志希(4年)⑨53:35【7.5】
8区吉田匠(3年)⑨59:51【7.5】

7位 國學院大學 2時間17分34秒【合計59.0点】
1区島﨑慎愛(2年)⑫28:17【7.0】
2区浦野雄平(4年)②31:38【8.5】
3区藤木宏太(2年)⑫34:48【7.0】
4区中西大翔(1年)④34:14【7.5】
5区青木祐人(4年)①36:06【8.0】
6区中西唯翔(1年)④38:12【7.0】
7区茂原大悟(4年)⑰55:15【6.5】
8区土方英和(4年)⑤59:04【7.5】

8位 帝京大学 2時間19分38秒【合計58.0点】
1区田村丈哉(4年)⑱28:23【7.0】
2区平田幸四郎(4年)⑰32:59【7.0】
3区小野寺悠(3年)⑨34:27【7.5】
4区岩佐壱誠(4年)⑬35:08【7.0】
5区橋本尚斗(2年)⑨37:09【7.0】
6区中村風馬(2年)⑧38:27【7.5】
7区星岳(3年)⑥53:04【7.5】
8区小森稜太(4年)⑪1:00:01【7.5】

出場全選手で最高の走りを見せたのは3区の相澤晃(東洋大4)で間違いないだろう。東海大・館澤亨次が保持する区間記録を1分08秒も短縮。比較的アップダウンのある11.9kmを10km27分44秒台ペースで走破して、11位からトップを奪った。区間2位とは55秒差、同8位とは1分25秒差という圧倒的な走りだった。

相澤と同じ最高9.0点をつけたのは、2区の伊藤達彦(東京国際大4)だ。8日前に行われた箱根駅伝予選会の疲労を感じさせない走りで区間記録を51秒も短縮。13人抜きでトップに立っている。全日本では直接対決が実現しなかったが、箱根駅伝では相澤と伊藤が花の2区で激突する可能性が高い。〝名勝負〟を楽しみにしたいと思う。

8.5点は4人いる。2区で12位から4位に順位を押し上げた浦野雄平(國學院大4)、7区で4人抜き&区間賞を獲得した田澤廉(駒大1)。最終8区を57分台で走破した名取燎太(東海大3)とルカ・ムセンビ(東京国際大1)だ。

学生駅伝の「採点」は2年目に入ったが、まだまだジャッジに戸惑う部分が少なくない。それでも、今後も続けていきたいと思っている。皆さまに、駅伝をより深く理解していただき、選手たちの頑張りを新たな数値で感じていただければ幸いだ。

※この記事は『ヴィーナスポーツ』に転載しています。