ナイキの厚底ピンクシューズがMGCを席巻した!

MGCで一番の〝勝者〟はナイキかもしれない。テレビ画面ではピンク色のシューズがよく目立った。女子はピンク色をチョイスする選手は少なくないが、男子でピンク色を選ぶ選手はまずいない(そもそもメンズのピンク色はほとんど販売していない)。そのなかで、MGCでは男子選手30名のうち16名が、「ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%」の新色「ピンクブラスト」を着用していたのだ。

しかも、東京五輪選考に絡むトップ3に入った中村匠吾(富士通)、服部勇馬(トヨタ自動車)、大迫傑(ナイキ・オレゴン・プロジェクト)を始め、男子の上位10人中8人が同シューズを履いていた(※他は5位 橋本崚、6位 竹之内佳樹、7位 鈴木健吾、9位 藤本拓、10位 岡本直己)。

女子は唯一のナイキの厚底シューズを着用していた鈴木亜由子(日本郵政グループ)が2位に入り、東京五輪の代表内定をゲットしている。

ちなみにMGCの協賛はアシックス(今回は女子1位の前田穂南らが履いていた)。ナイキは協賛しているわけではないので、メーカーとしてMGCの名称を使って、広告展開を打つことはできない。しかし、MGCでの〝ピンク広告〟の効果は絶大だったといえるだろう。

ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%の概要は以下の通り(NIKEプレスリリースより抜粋)

マラソン界を席巻しているナイキ ズーム ヴェイパーフライ4%は、世界で活躍するナイキのランナーたちの貴重なフィードバックを生かして刷新され、ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%と名前も新たになりました。ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%は、推進力を感じさせるソールの硬さの元となるフルレングスの曲線的なカーボンファイバープレートはそのままに、ボストンマラソンのレース中に雨でシューズが重くなったとコメントをした、シャレーン・フラナガンなどアスリートからのフィードバックを受け、新しくなったアッパーが目を引きます。また、ミッドソールは、多くのナイキのエリートランナーのフィードバックを元に、NSRL(NIKE SPORT RESEARCH LAB/ナイキ スポーツ リサーチ ラボ)で改良されました。ミッドソールに使用するナイキ ズームエックス フォームを15%増量し、エネルギーリターンをさらに高めました。さらに、ベルリンマラソンでひどい雨の中を走ったエリウド・キプチョゲからのリクエストに応え、トラクションパターンのデザインも一新されました。

また、今からのマラソンシーズンに向けて、ネオングリーンの「ファントムグロー」に加え、ネオンピンクの「ピンクブラスト」の新カラーを9月15日より展開しています。開発チームがいくつかのカラーを検討する中、あらゆるレベルのアスリートは、目立ちたいという思いを持っており、速く走りたい、そして速く見えるようになりたいという現状があります。秋のマラソンシーズンに向けて、いくつかのカラーを検討する中、開発チームは世界中のランナーから意見を求め、特に東京とベルリンのランナーの意見は明確で、ピンクを望んでいました。こうした意見に加えて、7月より発売しているネオングリーンと今回の新色であるネオンピンクが補色関係であることも重要な点です。

4%から新たに改良された点
– アッパーに今回初めて使われたヴェイパーウィーブは、ナイキ フライニットよりも軽量で通気性に優れた構造の素材です。さらに重要なことに、汗や雨などの水分の吸収をとても抑えることができ、マラソンを走っている間も通気性良く乾いた状態を維持します。
– 足の繊細な部分への圧迫を防ぐため、シューレースは少し中心からずらした位置に配置し、モー・ファラーが強く希望したデザインになっています。
– かかと内側に小さなフォームを配置して、長い距離を走ってもアキレス腱を快適な状態に保ちます。
– ミッドソールに使用するナイキ ズームエックス フォームを増量し、エネルギーリターンをさらに高めていることがNSRL によって科学的にも証明されています。
– フォームの配置を見直し、オフセット(前足部とかかとのソールの厚みの差)を11mm から8mm に抑え、より安定感を高めつつ、つま先を蹴り出す重要な瞬間のエネルギーリターンを最大化しています。
– デザイナーたちはジョフリー・キルイ、エリウド・キプチョゲ、モー・ファラーに用いていた特注のトラクションパターンを融合させて、前足のグリップ性を改善し、湿路でのシューズの性能を高めています。
– アウトソールの曲線的なパターンや深い溝が、スムーズなターンを促します。

4%と変わらない点
– 推進力を感じさせるソールの硬さの元となるフルレングスの曲線的なカーボンファイバープレートが、今回もフォームの中に組み込まれています。
– シューズの重量は同じで、フォームは15%増量。

ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%
– 2019年4月28日に行われたロンドンマラソンで、エリウド・キプチョゲ選手がナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%を着用してレースに出場し、コースレコードとなる、昨年のベルリンで自分が更新した世界記録に続く、歴代2位の好タイムでゴールし、2年連続4度目の優勝。男子の5位までの選手が、新しくなった「ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%」を着用。そのうち、2人のランナーが2時間2分台でゴールした初めてのレース。