ペースメーカー不在、暑さのなかでの勝負となるMGCはどんな戦いになるのか!?

日本陸連は6月3日、2020年東京五輪のマラソン代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場選手発表会見を行った。出場権を獲得した選手のうち、川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)らドーハ世界選手権マラソン代表(男女各3名)は出場を辞退したため、9月15日の決戦には、男子31名、女子12名が出場する。

東京五輪のマラソン代表は男女各3枠。参加標準記録(男子2時間11分30秒、女子2時間29分30秒)を19年1月以降に突破した選手が、「2位」までに入れば代表に即内定となる。参加標準記録を切っていない選手が2位以内に入った場合は、後で参加資格を得られれば、優先的に代表に選ばれる。

残り1枠は、MGCファイナルチャレンジ(男女国内主要3大会)で、設定記録(男子2時間5分49秒、女子2時間22分22秒)を突破した選手が選ばれることになる。しかし、男女とも設定記録を破るのは簡単ではなく、MGCで「3位以内」を確保することで、日本代表に選出される可能性が高い。では、残暑のなかで行われる五輪トライアルはどんな戦いになるのか。

記者会見に登壇した瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは、「いよいよMGCが始まるなという実感が沸いてきました。ドキドキ、ワクワク。手に汗をかいています」と興奮気味に話すと、「レース展開は読めませんよ。いろんなタイプの選手がいるので、こればっかりは分からない」と混戦レースを予想した。

スタート時間は男子が8時50分で、女子が9時10分。男子はTBS、女子はNHKがライブ中継する。ペースメーカーは不在で、レース時の気温は25度前後が予想されており、「暑さ」のなかでの戦いとなる。

男子は2時間5分50秒の日本記録を保持する大迫傑(ナイキ・オレゴン・プロジェクト)と2時間6分11秒の前日本記録保持者である設楽悠太(Honda)のふたりが〝本命〟で、昨夏のアジア大会金メダルの井上大仁(MHPS)と昨年の福岡国際マラソンで14年ぶりの日本人Vに輝いた服部勇馬(トヨタ自動車)が〝対抗〟という見方が強い。

TBSのMGCスペシャルキャスターを務める高橋尚子さんは、「大迫選手・設楽選手の速い選手、井上選手・服部選手の強い選手に加えて、私は佐藤選手がダークホースになると思います」と佐藤悠基(日清食品グループ)を注目選手に挙げた。

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