ファンタジー箱根駅伝、青学大が金字塔を打ち立てた2018年大会の「4年生ベスト16」

多くのファンを魅了する箱根駅伝。10区間217.1kmのレースには幾多の物語が詰まっている。これまでに95回もの継走が繰り広げられたが、年によってレースのレベルは異なる。では、いつの時代の箱根駅伝が〝ハイレベル〟だったのか。そんな幻想に思いをはせるファンは少なくないだろう。

大会ごとにレース条件、気象条件が異なるため、タイムだけでは判断できない。そこで各大会の「4年生ベスト16」を選出していきたいと思う。アスリートたちは同学年に強いライバル意識を持ち、年下には負けらえないという気持が強い。もし全員が〝同学年〟だったとしたら、どの年代が強いのか。そんな空想(ファンタジー)を楽しむことができるのではないだろうか。

今回は青学大が4連覇&学生3冠を達成した2018年大会(第94回)だ。
※第94回大会(2018年)のリザルトは関東学連サイト「総合公式記録」をご参照ください。

なお「選考基準」は以下の通り。
・箱根駅伝の結果(4年間)を最重視
・その他の大会結果なども考慮(卒業後の実績は考慮しない)
・4年時の実力で最高の状態だと想定
・留学生は対象外
・区間コースは現行のものとする

2018年大会の「4年生ベスト16」
1区工藤有生(駒大)28.23.85
2区鈴木健吾(神奈川大)28.30.16
3区田村和希(青学大)28.18.31
4区大塚倭(神奈川大)28.59.65
5区安井雄一(早大)29.07.01
6区鈴木祐希(神奈川大)28.52.99
7区栃木渡(順大)28.19.89
8区下田裕太(青学大)28.33.77
9区川端千都(東海大)28.32.94
10区菅真大(城西大)28.35.56
補欠 野村峻哉(東洋大)29.16.42
補欠 大森澪(中央学大)28.56.06
補欠 細谷恭平(中央学大)29.24.20
補欠 小町昌矢(日体大)28.48.75
補欠 吉田亮壱(日体大)28.52.53
補欠 城越勇星(日体大)28.53.09
※タイムは大学時代の1万m自己ベスト

【選考理由&メモ】
・2区鈴木健吾(神奈川大)は前年1時間7分17秒で区間賞を獲得。全日本大学駅伝では20年ぶりVの立役者になった
・8区下田裕太(青学大)は同区間で3年連続の区間賞。
・4区大塚倭(神奈川大)は1時間2分21秒の区間新記録を樹立した。
・3区田村和希(青学大)は学生駅伝で6度の区間賞。
・栃木渡(順大)は前年に4区で区間賞を獲得しており、裏の7区に配置した。
・工藤有生(駒大)は1~3年時に4区(2位)、2区(4位)、2区(6位)と活躍。2区に鈴木を選んだため、1区にまわした。
・5区安井雄一(早大)は3年連続で山を好走。
・6区は人材難だったため、4年時は欠場したが、前年6区4位の鈴木祐希(神奈川大)を選んだ。
・9区川端千都(東海大)は前年、区間5位。1年時には2区を7位と好走している。
・10区菅真大(城西大)は全日本4区で区間賞を獲得して、一躍注目を集めた選手。
・補欠に選んだ野村峻哉(東洋大)は前年9区区間賞。大森澪(中央学大)は1区、細谷恭平(中央学大)は山上りのスペシャリストだった。総合4位に食い込んだ日体大から3人を選出した。
・他の同学年には上田健太(山梨学大)、春日千速(東海大)、高本真樹(駒大)、花澤賢人(順大)、光延誠、藤原滋記、石田康幸(ともに早大)、西智也(拓大)、向晃平(國學院大)、原法利(大東大)、坂本佳太(上武大)ら。

2019年のチームと比べると爆発力は劣るが、ハマったときの総合力は高そうなチームができあがった。

※『ヴィーナスポーツ』に転載しています。