2018年の国内スポーツで人気を集めた「テレビ番組」は? 箱根駅伝、甲子園、意外なアレも

こんにちは、MYRYSSIです。2018年も残すところ1週間。2018年は平昌五輪にサッカーW杯、アジア大会とスポーツの話題に事欠かさない年となりました。そこで、スポーツ番組の視聴率とともに2018年を振り返ります。ちなみに今回ご紹介する視聴率はすべて関東地方のものです。

視聴率を調査しているビデオリサーチ社のホームページで調べたところ、1月1日から12月16日までに放送されたスポーツ番組で視聴率が20%を越えたのは22番組。その内訳は次の通りです。

・平昌五輪:12番組(開会式と閉会式を含む)
・サッカーW杯:5番組(うち試合直前情報1番組を含む)
・箱根駅伝:2番組
・大相撲:2番組
・全国高校野球(甲子園):1番組

20%越えの数では平昌五輪が圧勝ですが、視聴率トップ10ではサッカーW杯が5番組すべてランクインしているのに対し、平昌五輪は3番組にとどまります(残りは箱根駅伝)。

ちなみに1位はサッカーW杯で、日本が唯一勝利したコロンビア戦の48.7%。2位のポーランド戦も40%越え、セネガル戦と決勝トーナメントのベルギー戦も30%以上の視聴率を獲得しました。日本代表戦は深夜に放送されていたことを考えると、驚異的な視聴率です。決勝のフランス・クロアチア戦も16.9%と、日曜深夜の放送にもかかわらず高視聴率をマーク。

ここで面白いのが、サッカーW杯番組で唯一の試合直前情報の番組。実はこれ、セネガル対ポーランド戦の直前情報で、日本代表戦の情報番組ではないんです。その直前まで放送していた日本対コロンビア戦で日本が勝ち、チャンネルを変えずにいた視聴者が多かった結果30.9%の視聴率を獲得したものと思われます。

平昌五輪の視聴率1位は土曜日のお昼ご飯どきの番組で、視聴率は33.9%。羽生結弦選手と宇野昌磨選手が表彰台に立った、フィギュアスケート決勝の男子シングルフリープログラムが放送されました。

平昌五輪では、ほかには開会式が30%越えを達成。日本代表選手たちの活躍が高視聴率の理由なのは言わずもがなですが、開催国との時差がほぼなかったのも功を奏しました。極寒の夜の競技開催には批判もありましたが、日本では帰宅時に放送されることになったので結果として多くの人が五輪を見ることに。

大相撲では、栃ノ心(現:大関)が初優勝を決めた1月の初場所(20.2%)と貴景勝が初優勝した11月の九州場所(22.6%)が20%越え。どちらも土日の夕方に放送されています。ここ6年は横綱・大関・関脇の中からしか本場所の優勝力士は出ていなかったので、平幕と小結の優勝は大きな話題に。

火曜日13時からの放送にもかかわらず20.3%を記録したのは、甲子園決勝の大阪桐蔭・金足農業戦。「金足農旋風」は流行語大賞にノミネートされるなど、秋田や大阪以外でも連日メディアで金足農業の選手たちの活躍が取り上げられていました。

そして国内大会(厳密には関東の地方大会)ながらスポーツ視聴率8位・9位にランクインしている箱根駅伝。往路・復路ともに29%台で、平昌五輪のカーリング女子3位決定戦(25%)を上回りました。ちなみに箱根駅伝直前の情報番組は往路・復路ともに約11%、10月の予選会は9%。学生三大駅伝では出雲駅伝が8.3%、全日本大学駅伝が11.6%なので、箱根駅伝の注目度が飛びぬけて高いことがわかります。

20%越えコンテンツ以外での最高視聴率は、10月の世界バレー女子のブラジル戦(18.2%)。金メダルを獲得したアジア大会の陸上男子4×100mR(山縣亮太・多田修平・桐生祥秀・ケンブリッジ飛鳥)の放送が0.1ポイント差で続きました。

他の10%越えの競技はどうでしょうか?

・フィギュアスケートグランプリファイナル:17.4%
・世界卓球女子団体決勝(中国戦):15.7%
・プロ野球日本シリーズ(第6戦):13.3%
・ウィンブルドン男子シングルス準々決勝(錦織圭対ジョコビッチ):11%

これまた面白いのが、実はプロ野球ドラフト会議が木曜夕方ながら14.2%をマークし、プロ野球日本一が決まった試合の視聴率を上回っていること。今年のドラフトは豊作と言われ注目度が高かったのは確かですが、リクルーティングのほうが注目されているのは球界の課題にもなりそう(ホークス対カープなので、西日本のほうが高視聴率なのは承知です)。

ウィンブルドン男子の試合が入っていますが、大坂なおみ選手が優勝した全米オープンの放送局はWOWOWなので視聴率の調査対象外です。

「学生三大駅伝でも箱根が抜きんでている」という話はしましたが、冬のマラソン・駅伝は根強いファンによる人気もあって視聴率は安定しています。

・ニューイヤー駅伝(12.4%)
・都道府県女子駅伝(12.3%)
・福岡国際マラソン(11.2%)
・都道府県男子駅伝(11.2%)
・びわ湖マラソン(10%)

福岡やびわ湖と並んでかねてから国際大会の日本代表選考レースになっていた東京マラソンは、平昌五輪と時期が被っていてビデオリサーチ社のサイトでは視聴率が確認できませんでしたが、10.1%だそうです(情報源は東京マラソン財団)。

「視聴率なんて~」と言われる時代ですが、リアルタイムで見ることに価値が置かれるスポーツ観戦では予想以上に面白い結果が見られました。国際大会に交じって甲子園や日本シリーズが高視聴率をマークすることで野球人気の高さを改めて実感しますが、それ以上に視聴率が高いのは大相撲。20%越えの2日間以外も10%台後半で推移していることも多く、隠れた人気競技であることがうかがえました。

箱根駅伝やオリンピックなどの人気トピックはかなり遡って見られるので(夏季五輪は1968年のメキシコ大会から)、是非チェックしてみてください!

MYRYSSIの前回投稿(毎月25日更新)

●MYRYSSI 1993年生まれ、東京都出身。学生時代に夢見ていたスポーツライターを諦めきれず脱サラしちゃった新米スポーツライター。スポーツ経験は小学校時代のスイミングと中学時代の陸上競技部だけ。長座体前屈の自己ベストは38.6cm(高3)。