新人ライターが箱根駅伝ランナーに初インタビュー

こんにちは、MYRYSSIです。今月は、先月予告した通り「酒井さんの紹介で他のライターさんからいただいた、インタビュー取材の仕事」について書きます。

今回の取材方法は、インタビュー取材2回目のMYRYSSIが実践した方法です。自覚の有無を問わず改善点がたくさんあるので、参考程度にご覧ください。

まず、そのインタビュー取材についての概要は次の通りです。
今年の箱根駅伝を走った選手へのインタビュー
・インタビューと写真撮影を担当
・約1,000字で2ページ
・取材オファーが5月下旬、取材が5月末、原稿の締切が6月半ば、掲載雑誌の発売が7月上旬

掲載雑誌と選手の具体名については控えますが、雑誌は地域限定のものです。

取材当日までにしたこと

①選手の情報収集
その選手が陸上を始めた時期からの情報を集めます。高校の陸上部や県の陸上競技協会のホームページで、都大路やインターハイ、国体路線の結果をチェックしました。大学陸上部のブログもその選手についての記載があった記事は一通り目を通し、自己ベストの変遷もわかる範囲で取材当日に使うノートにメモ。

②おおまかな話の流れを考える
今回の掲載雑誌では陸上以外のスポーツも扱うので、陸上に詳しくない人も読むことが想定されました。そのため、陸上を始めた時期など、ちょっと調べればわかることもあえて聞くことに。

③ボイスレコーダーとカメラの用意
自前のボイスレコーダーは何年も使っていなくて行方不明だったので、スマホとi Podの録音アプリを準備。i Podはスマホがうまく機能しないときの予備です。カメラは一眼レフを準備しました。ほかに当日持って行ったのはメモ用のペンとノートだけ。

取材当日の流れ

例の先輩ライターと待ち合わせたあと、取材場所の寮へ。ボイスレコーダーアプリを両方起動させた状態で取材開始。地域限定誌ということで、高校の話を長めに聞きました。

インタビューが終わると、寮の近くの河川敷で写真撮影。遅めのジョグで近づいてくる様子を何テイクか撮りました。そのあと練習があるということで取材自体は終わり、大学のグラウンドに移動して監督とコーチに挨拶して終了。

原稿を書く

取材が終わり、いよいよ記事を書きます。まず録音データを7,000字ほどのテキストに起こし、内容を取捨選択しつつ上手くまとまるように削りました。完成した原稿を送ったあとに修正依頼が入ったので、修正したあと完成原稿を先輩に送って終了です。

今回の仕事を振り返って

反省点ばかりですが、2つ感想を。まずは、聞きたいことの聞き忘れを防ぐためにノートにカンペを作るべきだったこと。聞いていれば絶対に原稿に入れたことを聞き忘れてしまったので、最低限聞くことはカンペにしておくべきでした。

もうひとつは、内容の取捨選択の難しさ。7,000字を1,000字にするということは、6,000字を切り捨てること。ただ要点をまとめるだけではなく「選手の回答の意図を壊さない」「全体の流れを意識する」というのはもちろん、「読者が選手にどんな印象を持つか」を今回はとても考えました。

箱根駅伝に限らず、テレビのスポーツ選手の密着取材で、名前だけが載った小さな記事でも片っ端から子供の名前がある記事をスクラップしている親を見たことがある人は多いはず。彼の親がどんな方かはわかりませんが、雑誌のことを伝えるとは言っていたので、いままで以上に記事の先の読者を強く意識しました。

製本されたものを見て

いま手元に発売された雑誌があります。紙媒体デビューかつ本名が掲載されているので感動するはず…と思っていましたが、正直なところ自分事としての実感がまだ湧きません。その理由は、先輩にたくさん助けられてこそできた記事だったからだと思います。

今回はインタビュー、撮影、執筆しかしていません。取材交渉や出版社とのやり取りは先輩にしていただいていて、取材のいいところ取り状態でした。自分ひとりで取材依頼から出版社とのやりとりまでして、ようやく実感が湧くような気がします。

その日が来るまでは、まだ一人前にはなれなさそうです。

MYRYSSIの前回投稿(毎月25日更新)

●MYRYSSI
1993年生まれ、東京都出身。学生時代に夢見ていたスポーツライターを諦めきれず脱サラしちゃった新米スポーツライター。スポーツ経験は小学校時代のスイミングと中学時代の陸上競技部だけ。長座体前屈の自己ベストは38.6cm(高3)。