1年で会社員をやめて、フリーライターになった24歳が考える「インタビュー力」

みなさん初めまして! 新米スポーツライターのMYRYSSIです。本日から毎月25日に、新米ライターの日常や仕事内容について寄稿することになりました。まずは簡単に経歴を紹介します。

大学卒業後に一般企業に就職したものの、学生時代に夢見ていたスポーツライターを諦められず、1年で会社を辞めて今月からフリーランスライターとして活動を始めました。

経歴でも触れたように会社員経験があるので、酒井さんやMATSU先輩とは違った視点からフリーランスとして働くこと、スポーツライターになることについて発信する予定です。来年3月までの短い間ですが、よろしくお願いいたします。

初回なので、「ライター1年目のリアルな情報」について書いてほしいという酒井さんのリクエストは無視してみます(笑)。みなさんはスポーツライターにとって一番大事なことは何だと思いますか?

新米スポーツライターの答えは「インタビュー力」です。

スポーツライターが書く記事には大きく分けて2種類あると思っています。一つは試合結果やレース展開を記した「レポート」、もう一つが大会前や試合直後の選手の発言をまとめた「インタビュー」です(※ここでは足を運んで取材する記事の話をしたいので、大会下馬評やコース解説などの記事は除外します)。

個人的な意見では、スポーツライターにとってより大事なのはインタビューです。念のため明記しますが、“より重要なのは”であって、スポーツライターがレポート記事を書くことが重要なのは変わりません。

理由は2つあって、一つは試合の情報や速報性を求めるならSNSで誰かが(とりわけ超が付くマニアックなファンが)リアルタイムで発信しているから。もう一つはある程度メジャーな競技なら、テレビ・インターネットなどの放送媒体を問わず動画配信しているため、「百読は一見に如かず」状態だから、です。

では、インタビューはどうでしょう? ヒーローインタビューや試合直後の囲み取材はそのまま映像として放送されることも多いですが、独占取材のようなアポイントを取って個人でインタビューする場合はスポーツライターが文字にする内容が読者に届くすべてです。

スポーツライターには取材対象(選手や監督など)の発言の意図を的確に伝える文章力や本音を引き出すための質問力、その前段階としてのコミュニケーションが必要になります。ですが、新聞、専門誌、ネット記事など掲載媒体ごとに異なるものの、文字数制限や記事の構成などの都合でインタビューした内容すべては掲載できず、一部を省略したり内容を再構築したりすることも珍しくありません。

わたしがスポーツライターにとって一番重要なものとして答えた「インタビュー力」は、まさにこの部分のこと。記事にする上での困難を乗り越えたうえで伝えるべき情報を正しく伝えられる能力です。

そんなのライターはみんな当たり前にできること?本当にそうでしょうか? インタビュー記事の掲載後に「この部分はこんなつもりで発言していない」という取材対象本人のツイートを見ると取材していなくても申し訳なくなるし、逆に「言いたいことちゃんと補足してくれてる」というツイートを見ると取材していないくせに嬉しくなります。

まだインタビュー経験はありませんが、スポーツ記事でもそうでなくても、取材対象から常に後者のコメントをいただけるライターになりたいですね。

最後に。この連載は全12回の予定ですが、書く内容が決まっているのはまだ3回分だけです(※収入公開はしません)。

スポーツライターを目指す人が知りたいことを記事にしたいので、もしリクエストがあれば当サイトのコンタクトフォームからお願いいたします! リクエストは酒井さん宛に届くので、MYRYSSIの連載リクエストとわかるように送っていただけると嬉しいです。

MYRYSSI
1993年生まれ、東京都出身。学生時代に夢見ていたスポーツライターを諦めきれず脱サラしちゃった新米スポーツライター。スポーツ経験は小学校時代のスイミングと中学時代の陸上競技部だけ。長座体前屈の自己ベストは38.6cm(高3)。