箱根名門校の駅女ふたりが選ぶ「2018年シーズン〝推しメン〟トップ10」

学生ランナーたちの2018年シーズンが始まりました。今季注目すべき選手は誰なのか。高校時代から箱根駅伝を追いかけている名門校出身・在学中の〝駅女〟に個人的な「推しメン」を教えてもらいました。2017年シーズンの推しメンと結構変わっているところが、女子なんでしょうか!?

【C大出身Aさんの推しメン】

①近藤秀一(東大4)
関東学生連合の大半は、ここ十年ほどで強化を始めた振興校か、十数年前は常連校の選手です。彼らを押さえて、往路の主要区間で国立大学(しかも東大)の選手が出走することは多くの人に可能性や選択肢を与えるものになるはず。4度目の正直に期待したいと思います。

②関口康平(中大4)
浪人・一般受験・理工学部・準部員スタートの、並大抵ではないハードルをすべてクリアした猛者。今季は主将としてチームを引っ張ります。早大の一般受験組の活躍を耳にすることはあっても、MARCH以下になるとほとんど聞かないのが気になっていたので、中山顕選手にも注目したいです。

③渡邊和也(東京国際大2)
昔は実業団を経て大学に進学する選手がたくさんいたようですが、リアルタイムで「実業団から箱根」の選手を見るのは初めてでとても不思議な感じがします。高校の先輩・竹澤健介さんや同学年で中距離も得意とするなど共通点も多かった高林祐介さんがすでに引退していることを考えても、すごい挑戦だと思います。

④ワークナー・デレセ(拓大4)
とにかく「かわいい」これに尽きます。拓大は自分の生活圏が一部被っているので、家族ぐるみで応援している大学のひとつ。彼らが走っているところに遭遇したことが何回かあるのですが、デレセ選手とはタイミングが合わず、いつも臍を噛んでいます……。

⑤館澤亨次(東海大3)
日本選手権1500m優勝や箱根8区での好走はもちろん、2月にアメリカのレースで1マイル室内日本記録相当のタイムをマークしたのも記憶に新しい選手です。入学時こそ鬼塚・關・阪口の陰に隠れていましたが、今年は本格的に館澤イヤーがくるのではないかと思っています。

⑥片西景(駒大4)
スポーツ界はどうしても東京出身が少ない傾向にあるので、同じ東京出身者というだけで親近感を覚えます。激戦の箱根1区で片西選手がいい流れを作っただけに残念でした。今年の駒澤はあの年以来の予選会スタート。立川は超地元だと思うので、快走を期待したいですね。

⑦廣佳樹(中央学大4)
中央学院大は学生駅伝界で異彩を放っているチーム。そんな大学の主将って、いい意味で不気味さを感じませんか? 言語化するのが難しいのですが、「この選手は何かやりそう」という雰囲気です。

⑧舟津彰馬(中大3)
約2年間主将として中大を引っ張り、来季は主将に復帰するのではと予想しています。今季は役職もないので、自分のためにとことん走ってほしいです。

⑨塩尻和也(順大4)
特定の大学を応援しているわけではありませんが、「どこの大学のファン?」と聞かれれば順大と答えるので、強い順大の復帰を心待ちにしています。

⑩西山和弥(東洋大2)
箱根駅伝1区の区間賞はもちろん、アンパンマン号に追われる(?)姿がSNSで話題になりました。いい意味で東洋の選手らしくない気がしていて、とても気になります。

【W大4年生Bさんの推しメン】

①館澤亨次(東海大3)
室内1500mの日本記録を塗り替えた男。日本選手権・インカレも制し、まさに「Mr.1500」。短い距離だけだと思いきや、昨シーズンの駅伝はすべて区間2位以内です。恐ろしい存在だと思います。

②中谷雄飛(早大1)
インハイ・選抜・国体で日本人トップの成績を残した超スーパールーキー。早大の王座奪還に向けた起爆剤になることを期待しています。同期も好選手が揃うので、刺激的な学年ではないでしょうか。

③小野田勇次(青学大4)
正直、他大学を応援している身としては「まだいるのか……」という気持ちです。それほどに箱根において、彼の走りの比重は重いと思います。山下り以外も強いので、もう何も言えません。

④西山和弥(東洋大2)
どの大学も欲しがっていた、といっても過言ではないでしょう。出雲・全日本でも快走し、箱根駅伝では1区で区間賞を獲得。ルーキーながら「即戦力」になったどころか、すでに「エース」と化しています。今シーズンはさらに成長した姿を見せてくれるでしょう。

⑤山本修二(東洋大4)
東洋大優勝メンバーの兄・憲二選手の「弟」という印象が強かったですが、昨シーズンの活躍は目を見張るものがありました。兄弟で箱根駅伝優勝チームのメンバーとなる可能性も高いのではと勝手に思っています。

⑥太田智樹(早大3)
花の2区で文字通り「覚醒」した走りを見せてくれました。留学生にも飄々と付いていく姿には大器の片鱗も伺えます。今季は全中3000m優勝、インハイ5000m同学年日本人トップという過去の偉業を塗り替えるような大金星を掲げてくれるでしょう。

⑦塩尻和也(順大4)
「お塩さま」と呼ばれるほど、大人気の選手。今年の箱根は2区10位と前評判よりはやや低めの走りでしたが、大学ラストイヤーは踏ん張りを見せてくれるはず。十八番の3000mSCでも日本選手権やアジア大会での活躍を期待しています。

⑧青木涼真(法大3)
初めての5区で、山を制した山男。レースの流れをグィッと変える走りでした。3000mSCでも関東インカレを制しており、トラックレースでも存在感を発揮しています。

⑨關颯人(東海大3)
今年の箱根は出走が叶わなかったものの、出雲では2年連続区間賞で優勝の立役者に。長い距離があまり得意ではない印象ですが、トラックの強さをロードでも見せてほしいです。

⑩舟津彰馬(中大3)
予選会落ちした際、目に涙を溜めながら絞り出す言葉には心動かされるものがありました。今季は「キャプテン」の座から解放されたこともあり、「エース」としてチームを引っ張る姿を見たいです。