東洋経済オンラインの連載コラムが打ち切りになった衝撃の理由。

東洋経済オンライの連載コラム『「走り」を制する者は仕事を制す』をお読みいただいた皆さま、どうも有難うございました。2013年5月から執筆してきましたが、もう更新されることはないと思います。その理由は昨年7月に「高校野球報道」の原稿が掲載拒否されたことから始まります。
http://toyokeizai.net/category/run-management

東洋経済オンラインの担当者からは、「スポーツに限らず、どんなテーマを書いていただいても構いません」と言われていました。これまで多少の修正などはありましたが、掲載拒否にあったのは「大手メディアの『甲子園』報道は過剰」という記事が初めてです。
http://masatosakai.org/post-1019/

編集部の意向は絶対です。フリーランスのライターとしては従うしかありません。ただし、スポーツライター、ジャーナリストとして目の前に起きた〝事件〟をスルーするわけにはいかないと思い、「掲載拒否されたことをBLOGに書きますよ」と担当者にメールしました。

すると、なぜですか? と言われたので、ひとつの事実として書きたい旨を連絡しました。連載コラムにも関わらず、「掲載拒否」にあったわけなので、明確な理由が必要だと思ったからです。担当者からは、媒体名と掲載できない理由は書いてほしくない、という回答でした。

なので、東洋経済オンラインとわからないようにして、掲載拒否の明確な理由も書かず、自分のメディア(BLOG)で「甲子園報道」について補足しました。メールは引用してほしくないということなので、詳細は控えますが、とにかく、これらの行為から、連載コラムが打ち切られたわけです。
http://masatosakai.org/post-1029/

こうなってくると、どこに自分の意見を書いたらいいのでしょうか? 仕事をいただいている編集部の顔色をうかがいながら、書くなんて、僕にはできません。たとえ少数派の意見だとしても、多様な論評を読者に届ける。これがジャーナリズムだと思うからです。

常識を疑う。当たり前になっているけど、おかしいな、ということにはどんな理由があるのか考える。そういうことは、社会的に意味のあることではないでしょうか。

東洋経済オンラインで掲載されることはありませんでしたが、幸いにも甲子園報道についてのツイートを読んだネットメディアが取り上げてくれました。
https://www.j-cast.com/2017/07/21303904.html

東洋経済オンラインには、おもしろくてタメになる記事がたくさん掲載されています。そんなメディアで勝負したいと、連載コラムは僕の「持ち込み」からスタートしました。毎回のテーマも自分で決めて、4年以上も書いてきたわけです。

2016年には東洋経済新報社から約70万円の支払いがありました。連載コラムが打ち切りになったことで、約70万円の収入がなくなることになります。書きたかったメディアで仕事ができなくなったことに加え、家族を養う身としては収入減も大きな痛手です。

しかし、フリーランスのライターが書きたいことを書かなくなったら、その存在意義がなくなります。連載コラムの打ち切りは、本当に残念ですが、自分がとった行動に悔いはありません。東洋経済オンラインという一流編集部で仕事はできませんが、今後も自分の意見をキッチリと書いていきたいと思います。