東京マラソン2018 設楽悠太はどんな走りを見せるのか!?

東京マラソン2018の2日前に行われたプレスカンファレンス後の囲み取材で有力選手の話を聞いた。限られた時間のため、全員を取材することはできなかったが、彼らはどんな〝走り〟を目指しているのか。取材で聞いたコメントをまとめてみた。

■設楽悠太(Honda)

前回は初マラソンだったからこそ迷いもなく前半から行けたと思います。今回は記録よりも勝つことを大切にしているので、ゴールまで計算する走りではなくて、先頭集団でついていければ、必ず記録もついてくると思っています。今回は「2時間9分00秒」という目標タイムを設定しましたけど、これは9分以内で走るという意味で、6分台の可能性もある。当日になってみないと天候もあるので、僕の目標タイムは気にしない方がいいと思います(笑)。

マラソン前の練習はしっかりできたので悪くはないと思います。いつも通りです。40km走はやっていません。30km走までです。最近の選手は走り込みが足らないという意見を聞きますけど、僕はそんな時代じゃないと思いますし、走り込みをしたからといって、マラソンにつながるとは思っていません。いいシューズを選び、効率よく練習することがマラソンで結果を残すための近道だと思っています。

今回は試合もたくさん挟んでいるので、40km走を入れていたらカラダが持たない。昨年のベルリン前は合宿もあったので40km走を2回くらいやったんですけど、ベルリン前と比べて、試合も多く出たので、30km走でカバーしました。30km走は週に1回はやっています。レースがある日も3日前には30km走をやってきました。ペースは1km3分30秒です。

昨年と比べて、30km以降の手応えはないですね。もうそこは走力ではなくて、気持ちで押していくだけなので。30km以降のことは考えていません。ただ、前半の余裕度は上がってきていると思います。昨年から成長できたという実感はないですね。でも、自分でも想像できないくらいの結果を残すことができました。この試合でこの記録をというのは考えず、とにかく自分を信じて、試合では全力で走ってきました。好調を保つことができているのは試合に多く出たお陰ですかね。試合がない限り、土日は練習もオフなので、試合がないとサボってしまうんですけど、試合がある分、そこで走行距離を稼ぐことができますし、経験を積むこともできています。そこが一番成長できている部分なのかなと思います。

30km以降の壁はとんでもないですけど、それは練習でカバーできるものではないので、試合を重ねることでしか超えられないのかなと思います。まずは経験を積むことですね。30km以降の手応えはまだないんですけど、昨年の9月から日本人選手には負けていないので、マラソンでも負けたくないという気持ちを強く持っています。記録よりも、今年は勝つレースをすることだけを考えてやっていきたいと思います。僕のなかで覚悟はできているので、先頭集団で行けるところまで行って、後半は何も考えていません。そのまま逃げ切りたい。

一番楽しみなことは、走り終わったら甘いものをいっぱい食べることです。2週間くらい前から、お酒、炭酸、お菓子は節制しているので、終わったらガッツリいきたい。甘いものはなんでも好きですけど、チョコレート系はバレンタインでもいただきました。それが部屋にあるので、帰ったら食べようかなと思います。数は二桁ですね。寮に届いたり、会社に届いたり、試合会場でいただいたり。どうにか二桁いったくらいです(笑)。

1月の記者会見では目標タイムを「2時間6分10秒」と答えましたけど、将来的な目標であって、今回はそれほど日本記録は意識していません。でも、いつかは抜かなきゃいけないタイムを書いたつもりです。東京五輪はまったく意識していないです。まだそんなに考える必要はないかな。とりあえず、スタートからがむしゃらに走るだけです。30kmの通過タイムも考えていませんが、最低でも自己ベストは更新したいです。