東京マラソン2018 神野大地、村澤明伸、鈴木健吾、市田孝が目指すレース

東京マラソン2018の前々日に行われたプレスカンファレンス後の囲み取材で有力選手の話を聞いた。限られた時間のため、全員を取材することはできなかったが、彼らはどんな〝走り〟を目指しているのか。取材で聞いたコメントをまとめてみた。

■神野大地(コニカミノルタ)

福岡国際マラソンはハーフで遅れましたが、30kmまでキロ3分ペースで行き、30km以降は福岡で遅れたペースくらいで行ければ、2時間9分台前半のタイムになるので、キロ3分に余裕をもたせる練習をしてきました。1月にニュージーランドの合宿では、強い選手と一緒に練習をして、ひとりでは追えないようなタイムを追うことができました。帰国して1週間後の丸亀ハーフは、キロ3分ペースで行き、63分前後のゴールを考えていたんですけど、気象条件の悪い中、5~6割くらいの力で、62分35秒で走ることができました。キロ3分に対する余裕度ができたので、この感覚を崩さないように調整してきました。

走りに関しても、福岡のときから変えています。福岡のときは、脚裏(ハムストリングスや臀筋)を使って蹴り上げて、前に進むような走りをしていたんですけど、それが本番に生かせずに、タイムに直結しなかった。今回の東京に向けては、さらにレベルを上げて、蹴り上げてから、脚を畳み込むことを意識してきました。これまでは蹴り上げた脚が後ろに流れていたので、脚をスーッと畳み込んで、接地を短くして、前に進んでいく走りがかなりレベルの高いところまできている。本番ではその走りを発揮したいと思います。

■村澤明伸(日清食品グループ)

記録を狙うというよりも、今の自分がどんな走りができるのか、把握するようなレースをしたいと思っています。どの集団で行くかは、スタートしてから決めるつもりです。キロ3分が速いなと感じたら下がると思いますし、走り辛いなと感じたらひとりで走ると思います。前回のマラソン(北海道)で距離はしっかり走り切れることがわかったので、今回はどれくらいのペースで押し切ることができるのか。まだ勝負とかそういうところにはいっていないので、(イーブンで)どこまで押していけるのかを試したい。トレーニングに関しては、自分としては距離を踏んできた感覚はないですけど、北海道に向けて頑張ってきた練習を何事もなかったようにできるようになりました。満足というよりかは、レースをまとめることができるかなという練習をしてきた感じです。しっかりやってきた感じではなくて、今回のレースに必要なことをやれたのかなと思っています。

■鈴木健吾(神奈川大)

1月のニュージーランド合宿の後、2月前半は大島で合宿(10日間ほど)をして、あとは合宿所で調整してきました。タイムの目標は特にないですけど、30kmまではキロ3分ペースで行くことを自分のなかで目標にしています。給水はOS-1を薄めて入れます。ボトルは女子マネがかわいいのを作ってくれました。神大ぽく青を基調としたもので、後輩からはメッセージをつけてもらっているので、それも力にしたいです。背が小さいので、高い人の後ろについたり、集団のなかでなるべく力を使わないように走りたい。集団で走るのが苦手なわけではないので、うまく集団を利用できればなと思います。

■市田孝(旭化成)

昨年の初マラソンで目標としていた同じ記録(2時間7分59秒)を目標にしています。昨年(東京2時間19分24秒)、ゴールしたときから同じ目標をと思って取り組んできました。30kmまでは力を使わずに、30km以降に自分の走りをして、ペースを着実に上げていけるような走りがしたいです。